3月13日(土)、SDGs推進室担当の京丹後青年会議所3月例会として「京丹後さん家の食卓~みんなで丹後の食を守りつなげよう~」を開催しました。
本事業は京丹後の豊かな「自然」、そしてそれが生み出す「食」を地域の人にもっと身近に感じてもらい、日常に取り入れてもらうことを目的に開催しました。
本来であればリアルに体験ができるイベントを行いたかったのですが、コロナ対策としてオンライン開催へ。
そこで、いかにオンラインで「体験」を届けるか、SDGs推進室として試行錯誤をしてつくりあげた事業となりました。
●開会挨拶(小東理事長)

(挨拶要旨)
青年会議所は2019年から「SDGsを日本一推進する団体になる」と宣言し、SDGsの取り組みに力を入れてきました。そして、京丹後青年会議所としてもまずはインプットにより知識と見識を深めてきました。
そして2021年、メンバーのインプットが深まってきたこの機会に「SDGs推進室」をつくり、いよいよ京丹後の地域へSDGsをアウトプットしていくフェーズとなりました。SDGsというのは世界共通の言語であり、「みんなが同じ方向を向いていきましょう」というものです。地域においてSDGsを活用することで「テーマ性を持ったまちづくり」を行うことができると考えています。
本事業の開催にあたり特に重要と考えていることは2つ。
①衣・食・住のうち「食」というみんなが毎日行うものからSDGsに触れてもらう
②実体験を届ける
②については、このコロナ禍で実体験を行うことが難しい中でいろいろと試行錯誤した結果、「私たち自身が実体験したものを伝える」という手法に行き渡り、そのためにドキュメンタリーをつくることとなりました。このドキュメンタリーを通じて皆さんに体験を共有したいと思います。
もちろん、私たち京丹後青年会議所はこの事業だけで終わるのではなく、年間を通して京丹後地域でSDGsを推進していくので、これからの取り組みにご注目ください。
●趣旨説明(俣野室長)






コロナ禍で遠出をする機会が減ったことでかえって自分の住んでいる地域に目が向き、地域の食や自然の豊かさを改めて気付いたこの機会に、これから京丹後の食と自然をどのように守り伝えていくかを考えるきっかけにしたいという思いで本事業を開催するという説明を行いました。
●第一部
講演「食を通した地域活性化」
FOOD GROOVE JAPAN 鈴木基次 氏
(テーマ)
①FOOD GROOVE JAPANとは
②食に関わる方が取り組めるSDGs
③消費者が生産者と直接つながるメリット
④今後の目標や展望について
「SDGsを絡めてどんな商品をつくってみたいですか?」「京丹後のキャッチフレーズを考えてみよう」といったテーマでZOOM内にて参加者との交流も行われました。
【アーカイブ動画】
vol.1 FOOD GROOVE JAPANとは
vol.2 食に関わる方が取り組めるSDGs
vol.3 消費者が生産者と直接つながるメリット
●第二部放映にあたっての対談(梅本修氏&吉岡高博君)

当日取材を受けてみての感想や動画を観る前に伝えたいことについてメッセージを頂きました。
「取材を受けるのは緊張しましたが、農業の生産現場や生産者の思いを視聴者に伝えることができるのは嬉しいです。京丹後市では野菜・米・魚・果物などいろんな美味しい食べ物ができますが、それは全て自然とつながっているから、京丹後の美しい自然があるからこそできるものであり、それが子どもたちや大人の郷土への誇り、自慢できるものにつながります。皆さんには改めてそういうことを考えて観ていただけたら嬉しいです。」
●第二部
ドキュメンタリー配信「梅本修のオーガニックライフ」
(テーマ)
①梅本さんが丹後に来て有機農業を始めた理由
②梅本さんが考えるオーガニックの4つのポイント
③農薬を否定するわけではない~多様性について~
④給食委員会の立上げから現在まで
⑤未来につなぐ食育とは
⑥梅本さんの夢とは
【アーカイブ動画】
●ジョイタンの発表(俣野室長)







第一部と第二部を経た上で、では京丹後青年会議所としてはこれからどのような取り組みを行っていくのか?
「ジョイタン」という生産者と消費者がつながる新たな取り組みについての発表をさせていただきました。
“ジョイタン”イメージCM
JOINTango~食でつながるプラットフォーム~
●閉会挨拶(野木副理事長)

(挨拶要旨)
第一部と第二部を通して「一人ひとりが選択をする」ということの重要性を感じました。地域を持続可能にしていくためには一人ひとりの選択が大切です。今後も地域の活性化に向けた発信をしていきますので、ぜひ京丹後青年会議所にご注目ください。
本事業で講師を務めていただいた鈴木様、ドキュメンタリーの取材でお世話になった梅本農場の皆様、ドキュメンタリー作成を主導いただいたタスナナデザインの森口様、ジョイタンCMの舞台としてご協力いただいた野村牧場様、そしてご参加いただいた皆様。。。
本事業に関わっていただいた全ての皆様に改めて感謝いたします。 本当にありがとうございました!
本事業が京丹後のSDGs推進に向けた大きな一歩となることを切に願います。